にぃちゃぁん、なんでレブロンすぐフリースロー落としてしまうん? 2018NBA ECF&FINAL

もうドクターKに診てもらえよ、レブロン

 

 

野獣の肉体に天才的頭脳を持つ男、K(AZUYA)!

かつて、幻の天才外科医と呼ばれた彼が依頼された仕事は

幾度となくビッグゲームでフリースローを落とし続けた

レブロンジェームズというNBA選手のフリースローの矯正だった!!!

果たしてKはレブロンフリースローを無事直す事が出来るのか!?

 

 

...

 

 

高品「いゃーK、まさか僕らがNBA観戦する日が来るなんて

   夢にも思ってなかったっスよ~」

 

K  「フ...これもクエイド財団の会長である朝倉のおかげだな」

 

朝倉「おー待たせたな、二人とも

   少し会議が長引いてな、丁度知人から貰ったNBAのチケットが

   あってな そこでここクリーブランドにたまたま仕事で来てた

   二人に声を掛けたって訳さ」

 

高品「クリーブランドに来てからと言うもの、ずーーーっと会議続き

   でしたからねぇー よーし!今日は羽伸ばすぞーーー!!!]

 

朝倉「フフ...二人とも楽しんでいってくれ」

 

K  「朝倉、しかしこのチケット我々が貰っても良かったのか?

    NBAのプレイオフともなると相当な額に昇るそうだが...」

 

朝倉「ちょっとツテがあってな、まぁ俺の名前を出せば

   NBAの最前列のチケットなんて訳ないって事なのさ

   さぁ試合が始まるぞK、高品」

 

 

...

 

 

実況「レブロンジェームズ この大事な場面でフリースローを得ました」

解説「いやぁーあのぉーレブロンはぁー決めると思いますよぉー」

 

実況「はーずーしーてーしーまーったぁー!!!」

解説「いやぁー駄目ですねぇー今の外しちゃぁー」

 

実況「これはどういった心理状況なんですかね 某解説さん」

解説「いやぁーぼかぁーずーーーっと思ってたんすよぉー

   レブロンフリースロー外しちゃダメだってぇー」

実況「(コイツ…人の話全然聞いてねぇ…!!!)

 

K  「......」

 

 

...

 

 

高品「くっそー惜しかったっすねークリーブランド、ねぇ朝倉さん」

 

朝倉「あの23番がキッチリ決めておけば、なぁーK」

 

K  「おい、高品 朝倉ついてこい」

 

高品「ええーいきなりどうしたんすかーKぇー?」

朝倉「この後レストランで食事があるんだぞK」

 

K  「全てキャンセルだ さぁ行くぞ」

 

高品「またっすかぁー?レストラン楽しみにしてたのにぃー!」

 

 

...

 

 

警備員「おい あんたら、ここはパスを持ってないヤツは入れないぞ」

 

K  「レブロンジェームズという男に会いにた、ここを通せ」

 

警備員「何を言ってるんだ そんなこと出来る訳ないだろ!」

 

 

ガチャッ

 

 

レブロン「ん...なんだ?」

 

警備員「あの.ミスター、この東洋人達が貴方に会いたいと...」

 

レブロン「ああ、サインかい? いいよ喜んで

     まぁあんな試合の後でガッカリしてるかも知れないけど…」

 

K  「いや、サインは必要ない

    今必要なのはあんたのフリースローの治療だ」

 

レブロン「なんだって? アンタみたいな東洋人がこの俺に治療するって?

     冗談も程々に...」

 

K  「...」

 

レブロン「(よく見ると何なんだコイツのガタイ...

      俺も普段から鍛えちゃいるが...

      もしかしたら俺と同様、いやそれ以上か...?)

 

      ありがとう だが俺はあそこにいるTETSUという

      専門医に診てもらっているから体調だけはすこぶる良いんだ

      わざわざ日本から来てもらって悪いがお引き取り出来るかな..」

 

TETSU「フフフ...」

 

K  「...まぁ構わん もし気になったらここに連絡しろ」

 

レブロン「あぁ...分かった...」

 

TETSU「気になさんなダンナ、お前はロボトミー手術さえしてれば

    このままずっとトップで居続けられるんだからな...」

ルーHC「フフフ...」

 

レブロン「...」  ギュッ

 

 

...

 

 

実況「またもやフリースローを外すレブロン、点差は開く一方です」

解説「いやぁーだめですねぇー」

実況「どうすれば治るんでしょうかねー某解説さん」

解説「いやぁーどうすればいいんでしょうねぇー」

実況「...それでは来週の放送予定を(ry

 

 

...

 

 

プルルルル...ガチャ

 

レブロン「俺だ、覚えてるか?」

 

K  「ああ」

 

レブロン「直してくれ、もう嫌だ!

     あんな無様に敗れるのは...

     アンタだったら直してくれるよな

     頼むよドクター」

 

K  「ああ直してやる 指定する場所に今からくるんだ」

 

レブロン「日本か...」

 

K  「治したくなければそのままでプレーし続ければ良い」

 

レブロン「分かった...じゃあチケットを準備する...」

ルーHC「チッ...」

 

 

...

 

 

レブロンに必要な治療は一体何なんだと思いますか?

いくつかのワードに分類されるんです

それは...

三半規管

遠近感 つまり外眼筋の事

腕の筋力

の三つに代表されると考えられます

 

彼のキャリアから察するに、常にハードファウルを受け続けてきたと思われます

そして徐々に体のバランスを整える三半規管

少しずつ剥がれていったんじゃないかなと...

体は鍛えてもその中まではなかなか鍛えられませんから(特に頭部は)

ファウルを貰うシチュエーション、外部から衝撃を受けた際に

勿論、頭部にも少なからず衝撃は伝わると言う事になります

 

 

次に

遠近感 つまり外眼筋についてですが

シュートの上手な選手はキッチリ距離を測って打ってます

5・2Mだけど、実際は3M位に感じてんじゃないですか

余談ですが、レブロンはディフェンスしないとよく言われてますが

ホントの所、レブロンの両眼が協調して観たい所にピントを合わせる為の

つまりは外眼筋が弱い

又は

左右の視力そのものにズレが生じてしまっているとも考えられます

だからこそ、ヘルプにも遅いだとか反応に遅れてるといった

表面的な事柄に目を奪われがちなんですが

実際は、ピントが合ってない、しかも

様々な症状が重なることによる結果なんじゃなかと思われます

立体視野は良好ですよ3Pも入るし パスも上手いし)

 

 

最後にあのヘラクレス的な肉体美が皮肉にも仇となってます

一般的な成人がハンドボールの球で小学生のリングにシュートを放つ様なもので

フリースロー及びフォロースルーに必要な主に人差し指が

キチンとボールに触れて無い手の程の大きさと言うか

ボールが小さすぎて尚且つ筋力がありすぎるんです

 

 

三半規管や外眼筋はある程度は鍛えられるそうなので

あとはレブロンがトレーニングではなく治療として

この症状に取り組んで欲しい所ですね

三半規管と外眼筋が良好なものであれば

自然と落ち着きが出ますし

肩肘に力が入らなくなりますから

 

 

...

 

 

実況「いやぁーレブロンフリースローを外しません

   なんと8/8!

   キャブス、大量リード!」

解説「いやぁー落としませんねぇー」

実況「前のゲームからフリースローが著しく改善されましたからね」

解説「改善されましたねぇー」

実況「一体全体何があったんでしょうかレブロンジェームズ」

解説「何があったんでしょうねぇー」

実況「某解説さん、一体どんな変化があったのでしょうか?」

解説「おーそーらーくーはー

   何か変化があったんじゃーないですかねぇー」

実況「...それではタイムアウトです」

解説「タイムアウト取りましたねー」

 

 

...

 

 

~ロッカールーム~

 

K  「治療は上手くいったようだな」

 

レブロン「ドクターか、アンタのおかげだよ本当にありがとう」

 

K  「フ...俺は治療をしただけだ」

 

レブロン「なぁドクター、俺の専門医になってくれないか?」

 

K  「治療は終わった 俺はそろそろ帰るよ」

 

レブロン「ここにアンタが望む額を書いてくれ

     ドクターが望むなら幾らでも支払う」

 

K  「金額は俺には関係ない、患者が良くなるのが俺の報酬だ」

 

レブロンドクターK...」

 

ルーHC「ドクターK、今回は俺のレブロンを直してくれて礼を言うよ」

TETSU「チッ...余計な事を」

 

K  「貴様達...彼に一体何をした...」

 

TETSU「俺はただ、人類をもう一歩上のステージへ押し上げてるだけだ」

 

K  「なんだと...貴様コールドトミーを施したな...?」

 

TETSU「それはここにいるジェームス選手殿がお望みになったことだぜ?」

 

K  「TETSU,貴様がやった事はただの人体実験だ!」

 

TETSU「本当にそう思うかい…?正義の味方さんよ~

    お前がどう思おうが現に俺の元にはトロント

    フィラデルフィアと言ったNBAチームから依頼が

    わんさか来てるんだぜ そんな俺が悪でお前は正義か?

    俺がひとたび手術を施せば、それはそれは喜ぶんだぜヤツら

    どうする? 俺を表に引きずり出すか?

    お前だって表舞台には出れねぇだろうが~あ~?」

 

レブロン「ドクター、アンタ一体...」

 

TETSU「しかたねぇ、おいそこのスーパースター様よぉ

    ここにいる正義の味方様とやらはなぁ

    その昔、法外治療を施して国際指名手配中なのさ

    お前みたいな脳筋でも聞いた事があんだろうが

    墜落したヘリの、即死したパイロットの皮膚を

    なんの許可も得ず勝手に移植したあのニュースをよ」

 

レブロン「ドクター、アンタまさか...」

 

K  「...」

 

朝倉「チョット待った、その件についてはK達がここクリーブランドに来る前に

   訴訟を取り下げられたところだ」

 

TETSU「なに~貴様一体何者だ?

    顔に見覚えがあるぞ...まさかクエイド財団の...!!!」

 

朝倉「フ...この状況はどうだ?TETSUとやら

   刑務所にブチこまれるのは一体どちらの方かな?」

 

高品「へッ これで形勢逆転っスね」

 

TETSU「クッ!仕方ない...」

 

K  「どこへ行くんだTETSU!!!」

 

TETSU「俺は悪魔に魂を売るやつがいるならどこにでも行くさ...フン」

 

K  「...」

 

朝倉「さぁ行くぞK」

 

K  「そうだな...」ブワッ(マントがひるがえる音)

 

レブロン「ドクター...」

 

 

ルーHC「レブ、お前がどう思おうと私には関係ない

    お前は私がNBAコーチを続けられる様に

    私のチームで居続ければそれでいいんだ

    私の為に精々頑張ってくれ 分かったな?」

     

レブロン「...」

 

 

...

 

 

実況「あーっとぉ! またフリースローを外した、レブロン

解説「マズイですねぇ~」

実況「この状況をどう打開していくべきですかね~某実況さん」

解説「ん~~~わかんないっスね~~~」

実況「.........」

 

 

~終わり~

 

 

 

フリースローって

ルーティンとか言われてますが

三半規管の運動とかやってみたらどうっすかね

 

ご愛読ありがとうございました