2018NBA ECF GAME1  ティロン・ルーHC 「秘策はある!(キリッ」

ルー「フ...ブラッドのヤツもなかなかやるな...」

 

 

 

出鼻を挫かれた 先手を打たれたという言葉がぴったりのシリーズ序盤

去年とは逆の事をされてしまったキャブス

 

 

早い展開

そして

要所を抑えた試合中でのリズムチェンジ

 

 

これはレブロンジェームズが最も嫌う展開だ

サンアントニオが2014ファイナルで我々に見せつけたもの

そしてレギュラーシーズンで散々頭を悩まされてきた戦術でもある

 

試合の初めはハイテンポで

しかし一人ひとりのリスクを抑える為に

出来るだけチームプレーを心掛ける

 

ん...似た様なチームが西には存在しないだろうか?

そう、まさにゴールデンステイトウォリアーズそのものなのだ

つまりレブロンは去年の自分と闘わなければならない時が来たのである

 

ボストンの選手は若くて走れるチーム

しかしながら

42分間走り続ける程の集中力は持ち合わせていない

それはウォリアーズも然(しか)りなのだ

 

そこをハーフコートでペースを抑えると言うより

まずは相手、つまりキャブスの主要選手を自由にさせない

と言った

点を取って勝つだとか

相手をシャットダウンさせるという様な

抽象的な言葉ではなく

勝利を掴む為には

負ける要因に当たる箇所を一つ一つすり潰していくと言った

スポーツではなく

ビジネス又は戦略的な要素を持ち込んで

シリーズに臨んだのである

 

 

 

ある種のトラウマと向き合わなければならないレブロン

ウォリアーズみたいなチームがもう一つ増えちまったよ...

 

2011年なのか

或いは2007年だろうか

彼は組織ではなく集団を選んだ

そのツケがまさに今彼を襲っている最中なのである

 

世間ではキャブス優勢だと言われているが

レブロンジェームズの心境はどうなっているだろう

恐らく心中穏やかではないだろう

今現在

彼の傍に信頼が置ける選手がいるだろうか 

残念ながら答えはノーだろう

 

今のキャブスのメンバーで活躍を期待出来る選手は皆無だ

と言うより

ボストンの負ける要因をすり潰していく姿勢に

どの選手も尻込みしている状態だろう

(それはGSと当たっても同じことだが)

 

彼らを引っ張るリーダーシップ

組織を捨てて集団を選んだ自分自身への責任

それらにキチンと向き合わない限りは

仮に運良くファイナルへ駒を進めても

去年と同じ運命を辿る可能性が高いだろう

 

自分自身を貫く姿

其れこそがレブロンと対峙するチームの最も嫌う態度なのである

         

今後のレブロンのプレーに対する姿勢に注目したい

 

 

 

ルーHC「よし!

    頼んだぞ、レブロン!!!」