その時、歴史は動いた.....のか? ECSF トロントVSクリーブランド

皆様おばんどす

2018NBAプレーオフ楽しんでいますか?

 

クリーブランド・キャバリアーズ一回戦突破おめでとうございます!

と、言うことで今回はみんなだいすきキャブス及び生きる伝説ことレブロンジェームスの現状についていろいろ書いていきますので、お時間が許す限りお付き合い頂けたら幸いです

    

 集団が勝つかそれとも組織が勝つかという毎年のNBAのテーマ

 

(個人的には1980年代のバッドボーイズ 2000年代中盤のデトロイトやマイアミ 2008年のボストン といった集団の方がが好きなんですけどね)

 

今回に限らずレブロンが所属するチームはいつも組織に対して戦いを挑む形になっている訳で,集団に対しては強いですよね~レブロンって

 

ところが

2007 vs san antonio

2011 vs dallas

2013 vs san antonio

を例に挙げてみると 個人個人が一つのチームとしてまとまった組織を作り上げてくると途端に弱くなっちゃうんですよね

 

じゃあ一体全体試合の最中に何が起きているのか分かりやすく解説してみたいと思います

あ、因みにNBAアナリスト()様たちが延々と無意味に表示し続けるデータ云々とは違いますのでご理解の程宜しくお願いします

 

 常に1対5の状況を作り続ける男 そう、其れこそが我らがレブロンジェームスという男 というかレブロンがいるチーム

 

ちょっと想像してほしんですけど...

貴方がNBA選手としてコートに立っていたとして

例えばローポストでディフェンスを背にしてパスをもらって...

 

どんな状況ですか

日本みたく何の障害もなく奇麗な形で一対一なんかできないですよね

 

常に数的不利な状態でプレーしてるんですNBA選手って

だからこそフォーメーションが必要だったり

カットインがはた目には意味がなさそうだったりしても

ボールをもらった選手の負担を減らすために他の4人が動いたりしてるんです

 

それでは話を貴方がローポストでパスをもらった状況に戻しましょうか

 

貴方対...何人ですか?

人によっては 俺対一人だけだ! とか

       うーん…三人かな…えへへ(*^^)v とか

       この惑星ベジータの王子であるこの俺様が!とか

本当に色々あると思うんですよ

 ただ

レブロンジェームスがいるチームに関しては誰がボールを持っても常に1対5の状況が作り出されてしまうんです

 

それでは貴方がトロントラプターズやサンフランシスコでプレーしたとして考えてみましょう

 

さて、貴方対何人になりますか?

恐らく貴方対5人にはならないはずです

後ろにはプレーを支えてくれる仲間が

前にはプレーを展開してくれるリーダーがきっと見えるはずです

 

 

しかし今現在のクリーブランドキャバリアーズは違いますよね

ボールを持った選手が何かをしなくちゃいけない

他の4人は何かを要求されるといった

すごく曖昧 あやふやな事をいつも

しなくちゃいけないといった圧迫感をある意味せがまれた状態でプレーしている訳なんです

 

ミスの責任は誰に? 勿論ボールを持った貴方ですよ

 

では、何故そうなってしまったのかを考えてみましょう

 全ては2007ECFGAME5に始まった

 

これだけ書けばもうお分かりだと思います

レブロンジェームスがたった一人で試合を掌握したあのパフォーマンス

誰もが待ちに待ったマイケルジョーダン以来の本当の意味でのスーパースター誕生の瞬間

 

ここからレブロンジェームスの頭に経験が記憶されていくんです良くも悪くも

 

これはどういうことかというと

過去に成功の経験が脳裏に焼き付くと、それに支配されていくんですよ人間って

そして経験は人格を支配しちゃうんです

つまり世界中のNBAファンが自分に注目する快感

しかしファイナルではボロ負け

その後3年間はCF止まりの状態

 

もう分かりましたか

だんだんレブロンジェームスという人格が経験によって支配され始めたんです

お前はこのままでいいのか~とか

あの快感をまた味わいたいだろ~とか

 

また特筆すべきは

経験って人格をめっちゃ嫌うんですよ

だからこそ今シーズン、キャブスの試合を見たら分かる通り

突き放せないし 追い越せない

全てはレブロンジェームスが試合を止めてはテンポを悪くした状況を作り出しているのはレブロンジェームスの経験そのものなんですね

 

解りにくいな~と思う方に説明すると…

 レブロンジェームスは左脳でプレーしているのか

それとも右脳でプレーしているのか

ということになります

 

左脳は知識

右脳はイメージ

この二つだけでも押さえておくとNBA観戦って今までと大分(だいぶ)違ってくると思います 選手個人のイメージがもっと深みが増しますよ

 

左脳は~しなくちゃいけない状態

右脳は体が勝手に動く状態

 

じゃあ今現在のレブロンジェームスは右脳と左脳どっちでプレーしてるか

先輩 論モチでこの人左脳バリバリ100%っすよ!

 

つまり、経験だけでプレーしてるんです

左脳しか使ってないんですよ

だから失敗を恐れて無難なプレーしかしてないんです

(とはいえ、それでも未だにNO1プレイヤーの名が彼なのは頭が下がりますが)

イマジネーションな事が出来ないから相手は恐れないんですね

「あっこの人決まり切ったことしかしてこないわ」と

 

じゃあレブロンジェームスの人格もといキャラクターが経験に支配されないためにはどうすればいいのか?ということなんですが.....

 

常に前を向いて突き進むしかない、今まで掴んできた栄光よりもっと素晴らしい選手になっていくしかない その覚悟を決めるしかない

これに尽きるでしょう というかそれしかありません

 

しかしながらレブロンジェームスという選手のキャリアは2016NBA FINALで終ってしまった感が否めないという事実もまたレブロン本人を苦しめている原因かと…

 

経験が人格を支配するとどうなるのか

 足が止まるんです

 1テンポ遅れるんですプレーが

 一つ一つ確認しないと次に進めないんですよ

 (つまり人格が経験にいちいち許可を得ないといけない状況)

 

これ…相手は相当やりやすいですよ

だって何してくるか分からない訳じゃないから

 

このことはJRスミス トリスタントンプソンにも言えるわけで軒並み調子悪いですよね恐らくは,あの大逆転劇を見せてくれた2016NBA FINALの経験が二人の人格を支配してしまったからであって、必ずしもイップスや惨敗した2017NBA FINALでの俗にいうトラウマの類ではないことは想像するに難しくないと思います

(てゆーかまだイップスやトラウマの方がましなレベル 相当根深いですからこのシチュエーションって 経験が人格を支配するとプライドを物凄く刺激するんですわ だからよく言われますよね 悪魔に魂を売るって言葉)

 

いつかまた人格を経験から取り戻したレブロンジェームスが組織をぶっ壊していくのをまた見たいと思うのは私だけでは無い筈 彼は、かのECF vs デトロイトにおいて素晴らしい人格つまりキャラクターから生み出されるイマジネーションによってデトロイトを撃破したのだから

 

 

 レブロンジェームス(のチーム)がバスケットボールの上手い集団から一つの目標に向かって突き進んでいく組織に生まれ変わる事は出来るのか?

 

多分...無理なんじゃないかと個人的に見ています

 

そのことに関してはいつか時間があるときにでも占いでレブロンジェームスという人格を解析したいと実に興味をそそられたのでお楽しみにしといてください

 

何故レブロンはリーダーになれないのか だとか

色々な視点で彼の人格を紐解いていきたいですね

 

え?…

そのほかの試合?…

 

サーセン 興味ねぇっすわWWW

 

少し気掛かりなのはヒューストンですかね...

それともし今回のシリーズでトロントが勝つ場合、評論家の方々は一つの時代が終ったとか様々な表現を使って歴史が動いたと表現するのでしょうが、私は彼らにこう言いたい「動いたのではなく、彼ら(の経験が)が前に進むのを辞めたのだ」と...