ケビンデュラントという大きな壁
デュラントの守備範囲について
1~5番まで本格的に守れて手足が長く機敏性に優れる経験豊かなディフェンダー
カイリーアービングの武器はクイックネスから生まれる僅かな隙をつくドライブ,そしてロングシュートだ
去年のファイナルでは有効性があったプレーだったが,それは
1 2015年にgswが得られなかったデータ
2 四方八方の可動範囲に対するgswの選手の対応不足または駒不足
に尽きる
今年に関してはオフェンス時にミスマッチを作る為のスイッチがあっても パチュリア以外に攻め込む事が出来る相手がいなくなってしまった そこにヘルプとしてケビンデュラントの早く高く長い手足が伸びてくるのである
勿論,一対一の場面でも幾度かデュラントにシャットアウトされる場面が出て来るだろう
何故なら言い方は悪いが
カイリーアービングが一対一を仕掛ける為のフェイントを織り交ぜるとき,必ずと言っても良いくらい手元が留守になる癖があり そこを見逃す程ケビンデュラントは甘くない
つまり 今までカイリーアービングのバスケット人生の中でケビンデュラントクラスのいわゆる規格外の身体能力を持った相手にあまり対峙してこなかった経験が露呈されるのである
今年のgswのメンバーは去年の失敗を踏まえてより一層,カイリーアービングの一対一に過敏に反応するだろう そこに身体能力が高いシャベールマギーのブロックも飛んでくる
(クリーブランドキャバリアーズがカイリーアービングに一対一を求める場面 それはチームの状態を立て直したり 勢いを作ってほしい時にアイソレーションを作る事が多い)
もしかしたら,今年のNBAファイナルにはカイリーアービングの活躍する機会が無いのかもしれない
だが,もしもクリーブランドキャバリアーズが二連覇を果たしたいのであれば
観戦してる方が嫌になる位 オフェンスのミスマッチを作る為のスイッチをひたすら続けるしかない
恐らくは,去年と同じパターンになると思うが レブロン カイリーにデュラント ドレイモンドグリーンが付いた時に味方のスイッチ用のスクリーンがすぐに用意されるだろう そこに突破口が見つかるはずである