2018NBA ECF展望 Boston 伏龍 Celtics

どんな策が出る?

NBA諸葛孔明ことブラッド・スティーブンスの兵法とは

 

恐らくは、レブロン以外の選手にアプローチをかける可能性が高い

 

もし、ブラッド・スティーブンスが本気でNBAファイナルに出るつもりなら

第七戦までプランを用意しているはずだ

 

勝てる試合は勝つ、捨てる試合は捨てる、

常にその見極めを続けなければたちまちの内にキャブスに飲み込まれてしまうだろう

何故ならレブロンジェームズが常に試合やシリーズをコントロールしようと目を光らせているからだ

普通ならば、ヘッドコーチの指示やチームの方針により試合が運ばれていくのだが

クリーブランドキャバリアーズ率いるレブロンジェームズには一切通用しないのは

去年のCFで痛いほど思い知ったはずだ

 

 

カンファレンスファイナル辺りからレブロンジェームズは相手に全く興味関心を示さずに淡々とプレーする

 

思い出してほしい、2016NBAファイナルGAME7でレブロンはゴールデンステイトウォリアーズの選手や会場の観客の事を気にしていただろうか?

 

去年(ファイナル)の例外を除けば、黙々と自分の仕事だけに集中していたはずだ

このパフォーマーとして最高の状態を(何故かはわからないが)CFに持っていく傾向が強い

 

ブラッド・スティーブンスはこの状況を何とか打開しなくてはならないのだ

その方法とは?

常にレブロンジェームズににプレッシャーをかけ続ける様に働きかける事

レブロンに仕掛けるのか

他の選手に仕掛けるのか

集中力を決して切らさずにその見極めを続けるというNBAファイナルさながらのパフォーマンスをヘッドコーチとして求められる事になるだろう

 

そう、言わばこのシリーズはレブロンジェームズ 対 手持ちの駒をいかに適切、いやベストなここぞというタイミングで使う、というイチ選手対ヘッドコーチの戦略、の構図になるのだ

 

カイリー・アービングやゴードン・ヘイワードといったスター選手がいないからこそ

素晴らしいチームケミストリーによってCFまで進出したブラッド・スティーブンスHCだが

ここからは、選手を捨て駒のように扱うかの如くまるで軍師のような大胆さ冷徹さ慎重さ狡猾さを出していかなくてはならない

 

1st round, 2nd round のようにキャブスやレブロンジェームズ はそうやすやすと隙を見せるような相手ではない

逆に隙を見せた瞬間、ここぞと言わんばかりに攻め立てられるだろう

 

 

ケビン・ラブを追い込むのが勝負のポイント

 

レブロン本人よりも二番手を攻めるのが得策だ

何故なら、ある程度活躍を計算を入れて試合に出ている選手だからだ

勿論、ラブが点を決められない事も想定しているだろうが

(これまでにチーム全体の力量の差でラブが動けなかった事はあったが)

二番手として標的の的にされるのは初めての経験になるはずだ

 

そうなると、レブロン以外で純粋に一人でシュート展開まで持っていけるのは皆無になるので開始から有利に立てる可能性が高くなる

今のキャブスにはラブの代わりにシュートをクリエイトする選手がいなのでレブロンが一人で全て展開しなければならないという状況を作り出すことが出来る

 

去年のレギュラーシーズン辺りからレブロンが一人で全てやろうとして失敗していたのは記憶に新しい所だろう

 

 

カイル・コーバーなどディフェンスの穴を見逃さない

 

去年はアイゼイア・トーマスをディフェンスの穴として攻められていたが、

今度はボストンセルティックスがやり返す番だろう

1on1で攻めるのではなく、兎にも角にもスクリーン カッティング トランジションといったパスゲームに持っていくことが出来れば勝機は十分に見いだせるはずだ

JRスミスはもう足の速い若手に追い付けないのでそこも狙うポイントになる

 

 

ボストンセルティックスの面々がレブロンに飲み込まれないことも重要 レブロン「あー美味しいなぁ」

 

上記にもあるが、レブロンは恐らくボストンセルティックスの選手は眼中にないと思われる

そういう展開にこそ選手達が彼に支配されていく要因になっていく

ボストン側も本来そうなるべきなのだ

そう持っていくのがHCの腕の見せ所なのだが、今年は少し期待できるものの

やはり最後は選手一人ひとりの意思にかかっている部分が大きい

どれだけファイナルまでの道のりをイメージ出来ていたかが鍵になるだろう

さしずめ、レブロンのカリスマ性 VS ボストンの選手たちの断固たる決意

と言った所だろうか

 

 

あれこれ書いてみたが、要はチームとしてのケミストリーが素晴らしいものであれば十分に勝機はあるとみている

しかしながら、一瞬でも気を抜けばキャバリアーズ率いるレブロンジェームズにあっという間に飲み込まれてしまうだろう

レブロンはVSトロントにおいて素晴らしい武器フェイダウェイを見せてくれた

そこをすぐに対策できるとは思えないが、ボストンの選手たちがレギュラーシーズンで見せてくれたあの試合の終盤の粘りを持ってすれば一矢どころかファイナルまでの切符を手にすることが出来る

その時捨て駒になった選手は誇りを持ってこう言ってもいい

やられるのがボクでよかった...」と

しかしそれが出来なかった時、ティロン・ルーHCはブラッド・スティーブンスHCにこう言い渡すだろう

 

「ヘイ、ブラッド 俺のコーチングもなかなかのもんだったろ( ´∀` )」