トラウマと向き合え!? 2018 NBA ECF GAME7展望

2008、2010VS BOSTONで負った心の傷は未だ癒えてない

 

 

 

あの時は世界中が敵だった

 

 

結局の所、当時のキャブスのメンバー達との和解は出来なかったのだろうか...

 

ボストンセルティックスの選手より戦力が劣っている訳ではない

しかしボストンガーデンでは今一つ実力が発揮出来ない

勿論スティーブンスの戦術にハマる部分もあるだろう

それでもキャブスがGAME5で勝つ可能性は十分にあった

 

去年はどうだっただろうか

圧倒的な試合運びで僅か5戦でファイナル進出を決めた。

だがそれはカイリー・アービングがいたからであって

現在、頼れる選手はケヴィン・ラヴただ一人だけだ

 

 

この10年でNBAは大きく変わった

選手一人ひとりにかかる負担を減らす為に

ほとんどのチームがスクリーンを掛け合って

有効なスペーシングを探り効率的なプレーを心掛けている

 

それでもなお、レブロンジェームズは未だに一人で

戦いそして挑み続けている

まるで、当時のメンバー達を裏切ったと言われる

マイアミヒートへの移籍の罪滅ぼしのように。

 

体に鞭を打ってプレーし続ける姿を見て

一部にはいるだろうが

心を打たれない男は果たしているのだろうか

 

只、結果は

83-96

王手をかけられ、背水の陣でGAME6を迎えなければいけなくなった

 

仮に、最終戦に持ち込んだとしても

またもやボストンガーデンで一人で闘わなければならない

その時レブロンの脳裏には

ポール・ピアースと死闘を繰り広げた

あの第7戦の光景が蘇るのかも知れない

 

そして

「お前にはまだファイナルは早いよ」

と世界中のNBAファン、もしくは

ボストンガーデンに集う約二万人が自分への

敵意をむき出しにする空間へ身を投じなければならないのだ

 

 

 

もし最終戦の序盤で一人で点を取るようならキャブスは敗退する可能性が高い

 

 

GAME2が引き金になった

 

NBAでは大概、

負けのチームの試合運びは

エースが序盤で活躍するも

相手のチーム力の前に喫するパターンが多い

 

本来、GAME2では例え不利だろうが周りを使うべきだったのだ

(タラればは意味のない事だが)

しかしながらレブロンは3Pシュートを連発し

周囲にボールに触れる機会を与えなかった

これこそがスティーブンスHCの戦略であり

レブロン対ボストンセルティックスにする為の方法でもある

 

では何故レブロンは分かっていながら

たった一人で立ち向かっていったのだろうか

 

フラッシュバックしたに違いない

異様な雰囲気漂うボストンガーデンで受けた

あの屈辱、罵倒、罵り

そしてメディアからの悪意ある質問達を

 

レブロンは最終戦に臨むにあたり

自分の心の奥底から沸々と湧き上がる恐怖と

今一度向き合わなければなくなってしまった

 

しかし、今回は状況が少し違うはずだ

何故ならまだCFは続いており

あと2戦はボストンセルティックスではなく

自分自身と向き合える時間がまだあるからだ

 

もしレブロンが自分の中にある

過去そのものに苦しめられている事に

気づかないのであれば

今回のGAME5の様に

謎の体調不良のまま最終戦を迎えるだろう

 

けれども、自分自身に対してキチンとした

答えを出す事が出来れば

再びチャンピオンを賭けて戦う権利を

自らの手で掴み取る事が出来るだろう

 

 

ルーHC

「それはそうとして、

 神戸の皆様!

  イエニスタ獲得

  おめでとうございます!!!」